リフォーム10のポイント3

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9.つくり付け家具による強化
つくり付け収納家具は、できることならあちこちにしたほうがいい。主に、一階にしたほうがなお いい。もし崩れたときに支えになって助かる。これを新築のときは天井を突き破って梁に留めるともっといいし、天井と床を張る前に、これを土間から梁下にからめるとベストだ。これからの家はこういった構造で作りたい。
10.内部の軸組の強化
内部の軸組の強化というのは、室内側でもコンパネ張りで仕上げる。内側が一見狭くなるという点もあるが、できれば、壁を多く入れることも大切。いま、こういうことをしなくてはならない家というのは、基本的には土壁塗りで瓦屋根。こういった家は筋交いが入らない、屋根が重い、しかも二階屋。これはもうここで述べた一○ポイントがすべて必要であると言える。
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大切なことは、耐震リフォームで100万円、200万円をケチることによって、自分の建てた家に殺されてしまうということである。今1,000万円でリフォームしようとしているなら、システムキッチンのランクを落とし、お風呂のランクを落とし、最低300万円でも地震対策をするべきである。必ず新築に匹敵する強い住まいになるはずだ。

リフォーム10のポイント2

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4.駐車場コーナー柱の強化
横の独立した柱はほとんど意味がない。添え通し柱はたった一本ないし二本の柱だから二倍、またはそれ以上の断面にする。一階に駐車場がある場合、90角か105角の柱はほとんどダメだった。
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5.外壁(モルタル)と軸との接合強化
柱に木ずりが打たれて張ってあるモルタルは全部落ちた。これで火が回ってしまった。そして、この横の板木ずりは耐震性には役に立っていない。これがみんな菱形になっていた。コンパネに軽いスレート、またはコンパネに金属サイディングがよい。これまでの建築では、重くてひび割れて落ちた。
6.屋根をスレートに変更(瓦の重量の軽減)
土盛り葺き瓦は悲惨な状態になっていた。この場合のリフォームによる補強としては、野地板のコンパネにじかに瓦を留める。そして、セメント系の軽いものに変更するとよい。コンパネ野地(下地のこと)をスレート瓦に変える。このとき、屋根組みをブレースや火打ちで補強する。
7.基礎の強化
軟弱地盤や不整形地盤(埋土の下がデコボコしている地盤のこと)だと、基礎が割れたり段差が出る。べ夕基礎の上に布基礎がよい。
8.窓及び玄関枠の強化
窓の枠でやられている例が多い。窓の回りにも柱を入れて強化したい。格好はデザインカに任せるしかない。コーナーをガラス窓にしたサッシはみんな壊れてしまっていた。出窓の中に柱を入れて補強する。コーナーに窓を持ってくるのはあまり感心しない。

リフォーム10のポイント1

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耐震リフォームのしかたによって、建物の古さは関係ないということも言える。かなりの確率で生き残れるのだ。しかも、たいした費用をかけずにできるのである。具体的にリフォームによる耐震性10の強化法を見てみよう。
1.筋交いの弱点を補強
軸と同じ105センチ角または90センチ角で筋交いを突っ張る方向に入れる。方向が限定できない場合は、×状に半割りで入れる(今回の地震で壊れているのは、だいたいが6分の1割りの筋交い。これは、柱の太さの6分の1しかない)。さらに外から、9~12ミリのコンパネを張って接着剤と釘を多く打つ。
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2.土台と柱の接合の強化
帯金物で補強することによって、柱が土台から抜けないですむ。地震で突き上げられることによって土台と柱の結合部が外れてしまったケースが多かった。だから、ワッシャーを大きくして、土台をフォーリンアンカー(コンクリートに後から打つアンカー)と帯金物で巻く。
3.1~2階への通し柱の追加と補強
通し柱は多いほうがいい。通し柱に添え通し柱をすること。また、二階の梁と柱、一階の柱(貫柱)を金物で縛る。これを「緊結」という。あるいは、通し柱をさらに補強すること。今回の地震では、初期の破壊がこの部分で起こったということがよくわかった。

ガラス飛散防止フィルムの効果

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このフィルムは、ふつうの人でも簡単に装着できる。これを、たとえば見かけは似たようなビニールシートを張るとなると、強い接着剤が必要になるし、シワが寄ったり空気が入ったりで、なかなかうまくいくものではない。飛散防止フィルムの場合、糊が水溶性になっているため、次の手順で張っていけばいい。
1.ガラスをきれいに洗って、よく水をきっておく
2.フィルムの薄い皮膜をはがす
3.フィルムに水をつけてガラスに装着する
4.中の空気を平らな下敷きや物差しなどでしごくように押し出す
こうすれば、きれいに張ることができる。はじめは、そっとしておくほうがいいが、一日ほどで粘着力が増し、一週間もすれば強度は完壁になる。実は、このガラス飛散防止フィルム、そもそもは軍事用に開発されたもので、なんと防弾が主目的であったという。このフィルムを0.4~0.5ミリ厚に自動車やボートのフロントガラスなどに張るとライフル銃の弾さえも通さないといわれている。小・中学校の窓ガラスに、すでにこのフィルムを活用しているところも少なくない。予算的に強化ガラスをそろえるのが無理で、一方、事故は防がなくてはならないというような学校で歓迎されている。事実、なかなか丈夫で野球の硬球があたってもクモの巣状にひびが走るだけで、割れて落ちることはない。
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高い窓にガラス飛散防止フィルムを張りたいときは、業者に依頼することになる。料金は、1平方メートル当たり7,000円くらいが相場である。高所から落ちてくるガラスは命取りになりかねないから、決して高くはない。まさに、飛散防止フィルムは”悲惨事故防止フィルム”である。

お勧めです!ガラス飛散防止フィルム

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さて、被災者が戸外へ逃げられなかった大きな理由は、前述したようにドアが開かなかったためだが、もう一つの理由は怪我である。家具、額縁、時計などが落下して頭を打ち、傷を負ったり脳振邊(のうしんとう) を起こした人もいるし、ダンスの下敷きになった人も多い。怪我さえしなければ無事脱出できていたのに、動けなくなったために、さらに不幸が重なった人の例もある。こんな中で、いちばん問題なのはガラスである。もちろん、高いビルなどから落下する重い窓ガラスなどはもっとも危険で致命傷を招く。しかし、家庭内のガラスも軽視できない。
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神戸の大震災でも、床に散乱したガラスの破片で多量の出血をし、命からがら逃げおおせた人が、「みんな足を怪我していた」と述懐していたのは印象的であった。部屋の中には、戸棚、窓、扉・・・など、いたるところにガラスがある。これが割れれば、一面が凶器のむき出した危険地帯となるのは目にみえている。ガラスの飛散をどう防いだらいいだろうか。震災後、訪問したある家では、吹き抜けのガラスや窓にガムテープを米状に張っていた。ご主人は若い人であったが、その様子はあたかも、戦時中の家屋を見るようであった。聞いてみると、隣家の人から大戦中の経験として、こうしておけば「爆風でも、飛び散らなかった」という知恵をさずかったという。そこで、さっそく余震にそなえて健気な苦労に及んだというわけであった。もちろん、ガムテープも有効だがみっともない・ここでもガラス飛散防止フィルムが決め手になる。これは1平方メートルあたり2,000円から3,000円の商品で、厚さは0.05ミリの薄いフィルムになっている。

脱出ルートに邪魔なものを置かないように

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●ドアの付近に家具を置いてはいけない
今回の地震に際しては、次のようなアクシデントもあった。その家では寝室とリビング・ダイニングが隣り合っていて、ドアで隔てられていた。運が悪いことにはそのドアは外開きで、その向こう側に冷蔵庫と茶ダンスが配置されていた。地震の衝撃とともに、冷蔵庫と茶ダンスは重なりあうように倒れ、寝室のドアに当たって転倒した。揺れが収まったとき、寝室の中にはその家の夫婦がいた。幸い怪我はなかったものの、二人して力をふりしぼっても、ついにドアを開けることができなかった。最後には、窓から脱出してことなきを得たが、これがお年寄りや病人だったらどんな惨事を招いたかわからない。この例が示すように、ドアの周辺には倒れかかってきては困るようなものは、絶対に置いてはならない。阪神・淡路大震災において、被災者が戸外へ逃げられなかった一つの理由は、こうしてドアが開かなかったためである。
マンションなどの玄関のドア付近も、とくに注意が必要である。日本の場合、外開きのドアが多いが、これとて安心はできない。大きい下駄箱やら物入れなどが倒れたとき、壮健な者がそこにいないと、これらは除去できない。大人がいなかったり老人しかいなかったりすると、閉じこめられてしまう可能性もある。
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地震の際に、誰がどんなルートで外に脱出するのかは日頃から話し合っておく必要がある。たとえ家具が倒壊しても、そのルートを邪魔しないように家具を配置しておかなくてはならない。火の手が間近に迫ってくる場合を考えれば、このことの重要性は明らかである。

老人は二階に住みましょう

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家の中でもっとも安全な場所は二階である。私はかねがね、「お年寄りは二階に住みなさい」と提唱している。ただし、この場合は、瓦葺き屋根の二階は除く。階段の傾斜はゆるくつくり、階段には両側に手すりをつけるという前提がある。また、いざ地震がきたら、.一階の真ん中に座っていなさい」とおすすめする。たとえ一階が潰れても、ここにいれば、救出される可能性が高い。阪神・淡路大震災でも、映像や写真で見るかぎり、家全体がペシャンコになり、瓦礫同然になっているのに、二階にいた人は助かっている例が結構ある。実際に現場へ行ってみると、たしかに一階はひしやげている。一方、二階はよく調べると、傾いてはいても半分くらいの損壊でとまっている。二階のメリットはほかにもある。風通しはいいし、視界も広い、プライバシーも確保できる。だからお年寄りに最適なのである。トイレが安全だといわれるが、ほんとうだろうか。今度のような強い地震を考えると、私はこの通説には首をかしげざるを得ない。たしかに、トイレには狭い場所にもかかわらず四本の柱が立っている。これが倒れたり折れないかぎりは、安全度は高いかもしれない。しかし、阪神・淡路大震災のように、家が上下に揺れ、四本の柱が全部いっしょに倒れ、壁が損壊するようなケースでは話は別である。いまのトイレは便器も大きいので、柱が倒れた場合、空間はきわめて狭くなってしまう。だから、極端な場合は便器と壁にはさまれて圧死する可能性も出てくる。風呂場はどうだろうか。ここも安全ではない。ドア、窓、カガミにガラスがあり、壁と床はタイルである。ガラスが飛び散るのはもちろん、タイルも割れたり、ずり落ちてくる。前にも触れたように、古い家では、風呂、トイレが北側におかれ、湿気で構造がやられていることが多い。そうすると、柱は折れやすいし、家もその方へ倒れこんでくる。だから、「それ、トイレ、風呂場だ!」という先入観で、こういうところに逃げこまないほうがいい。
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家の間どり次第では、どちらに転ぶかが、あらかじめ予想できる家屋もあるので、以下に紹介する。
1.道路側に車庫があって柱が二本しか入っていない。あるいは店舗があって、シャッターがついている家‐家は道路側に倒れるので、そっちへ逃げてはいけない。
2.北側の構造がやられている家‐この場合も、家は構造の弱い北側に崩れる。
3.総二階‐そのほとんどが南ないし東に倒れる。これは、こちらの方向への開口部がおおいからである。事実、たいていは南に大きな窓がある。とくに一階がリビングだと、一間半か二間ガラスになっていることが多い。東も同様である。

屋根は軽い構造が良い

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瓦葺き屋根というものは、日本の風土によくとけあった雰囲気や色彩があり、重厚かつ堅牢でもある。しかし、いったん地震が来ると、そのデメリットがさらけ出され、せっかくの美点も致命的な弱点となってしまう。かっての関東大震災のときもそうだったし、今回の阪神・淡路大震災でもまたやっかいな存在として敵役にさせられてしまった。とくに淡路島北淡町における家屋倒壊の最大原因はこの瓦葺き屋根にあった。台風に備えるために、この地区では多くの家が瓦葺き屋根だった。重い屋根は強風には威力を発揮しても、揺れには極めて弱かったのである。
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瓦の難点は、野地板(のじいた)に直接打ちつけることができないことである。最近は、ステンレスの針金で縛りつけるようなスタイルのものも出ているが、これも完全な固定はできない。いちばん問題とされることは、屋根に土を盛って、ここへ瓦を接着していく葺き土瓦という方式である。これは瓦が振動で割れて飛散するということのほかに、屋根の上の土の重量が大きな負荷になる。瓦葺き屋根には一平方メートル当たりおよそ500キロ近い荷重がかかる。屋根全体の重量としては5トンにも10トンにもなりうるわけである。地震となれば、これが崩れ落ちてくるのだから、命にかかわる人身事故も予想される。したがって、どうしても瓦をつかいたいという場合には固定方法を再検討する必要がある。専門業者に頼めば、特殊な金具を用いて瓦を留める方法もなくはない。しかし、将来の地震に備えるためには、この際思い切って、スレート屋根へ切りかえるほうが安い。これなら、釘で留めることもできるし、屋根全体の重さも大幅に減少する。もっとも瓦葺き屋根のスタイルや構造は地域や時代によってさまざまである。最近の瓦葺き屋根は土に接着するという工法はとらないので軽くなっている。だが、三五、六年以前に建てられた建物、とくに戦災で焼け残った家では、概して重い葺き土式が多い。この構造がきわめて危険なのはハッキリしており、実際、瓦の寿命としても、ちょうどいいころでもある。むろん、いまでも瓦葺き屋根を希望する人はいる。南欧風のスペイン瓦などは人気があり施工例も少なくない。こういうときは、地震、台風などに対する相応の補強を行わなければならない。いずれにせよ、屋根の重い構造だけは避けたいものである。

外壁の補強

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●モルタルを残し、廉価で補強する方法もある
落ちそうになっているモルタルは、むろん除去したほうがよい。しかし、これには結構、費用がかかる。そこで、ヒピが入ったくらいのモルタルや、しっかりしているものはこれを生かし、補強で補う。補強はモルタルにテープを張り、柱や間柱に釘で留める。また、桟を約四五センチ間隔で打ちつけ、さらに、不燃のロックウールやグラスウールなどの断熱材を充填し、そのうえをコンパネで留めるとなおいい。モルタルの欠点は、大きな地震のときには、割れて落ちやすいことである。阪神・淡路大震災のときでも、モルタルの壁が落ち、”木ズリ”というモルタル壁の内部下地が露出し、そこに火が移って延焼してしまった家もある。モルタル壁は残し、その上に断熱材をあてがえば、モルタルをはぐ経費は浮くし、外断熱となり防火構造としても二重に効果がある。断熱材を押さえる桟もできれば金属製のものをつかい、火にそなえたい。この場合も、仕上げはスレートやサイディングを外側に張って完成する。
火事にも備えましょう。←こちらでのサイトではいろいろな住宅情報を取り揃えております。
筆者はかねがねこの工法を月々三万円でできる防災法として推奨してきたが、今後とも自信をもっておすすめできる。ただ、この場合、既存の窓はすこし奥に位置する。ることになる。そこで、これを利用して、既存のサッシの外側に、もう一枚雨戸をつけることもできる。あるいは、ワクを設けて、もう一枚のサッシ(外づけサッシ)を入れ、窓を二重にすることもできる。こうすると、外側のガラスが熱でやられても内側は助かる可能性もある。

壁には面としての筋交い

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一戸建ての安全性は、究極のところ、筋交いのあるなしに尽きるといえる。筋交い自体の効用についてはすでに述べたので省略し、ここでは外壁の補強についてふれていく。
●構造まで強化すれば理想
壁内部の構造材も強化し、その上コンパネを接着剤と釘で留め、その上にセメント板やタイルを張れば耐震、防火ともに安心できる。ただし、工事は大がかりになる。
●モルタルを落とし太鼓構造をつくる
構造まで変える余裕のないときには、中の筋交いなどはそのままにして、いままでの外壁のモルタルを落とし、釘留めの可能なスレート壁材や、スチールまたはアルミのサイディング板をとりつけると、よい。
やはり外壁の筋交いに接する内側には、厚さ12ミリ内外のコンパネ(耐水ベニア)を張ることが望ましい。スレートやサイディングはこの上に甲羅様に張ることになる。このようにしてやると、コンパネはツーバイフォーと同様の太鼓張り効果をもたらしてくれる。いままでの筋交いはそれなりに役立ち、同時に壁全体が、いわば「面の筋交い」となり、大きな耐震構造として働くのである。
住宅購入時には地震対策も十分気にしておきましょう。←こちらではその他住宅関連情報がたくさんあります。
なお、外壁だけでなく、家の内壁にもコンパネを張ると、ツーバイフォーの数倍の強度になる。というのは、古い木造の材木は10センチ角あり、この両側をベニア板で太鼓張りするわけだから、2インチ×4インチのツーバイフォーよりは、はるかに強くなるのである。